1. 年収から時給を計算する方法
年収を時給に換算するときは、年収を年間の労働時間で割ります。ただし、賞与を含む年収を使う方法と、毎月の基本給だけを使う方法では、同じ「時給」でも意味が異なります。
年収500万円・賞与4か月の場合
年間休日120日、1日8時間勤務とすると、年間労働日数は365−120=245日、年間労働時間は245日×8時間=1,960時間です。賞与4か月分を含む年収が500万円なら、月給は500万円÷(12+4)=312,500円になります。
- 月給ベースの時給:1,913円 — 月給312,500円を月平均の労働時間(1,960時間÷12か月)で割ります。賞与を含まず、残業代の基礎になる時給の目安です。
- 年収ベースの時給:2,551円 — 年収5,000,000円を年間労働時間1,960時間で割ります。賞与も含め、1時間あたりの年収を表します。
つまり、1,913円は毎月の給与を基準にした値、2,551円は賞与を含めた年間収入を基準にした値です。賞与がない場合は、同じ前提なら両者は一致します。求人の時給と単純比較する前に、どちらの数字なのか確認しましょう。
2. 月給を時給に換算するときの「月平均の労働時間」
月給を時給に換算するには、月給を月平均の労働時間で割ります。このツールでは、年間労働日数を「365日−年間休日」、年間労働時間を「年間労働日数×1日の労働時間」とし、年間労働時間を12で割って月平均の労働時間を求めます。
たとえば1日8時間・年間休日120日なら、年間労働時間は1,960時間、月平均は約163.33時間です。休日数や所定労働時間が違えば、同じ月給でも換算時給は変わります。うるう年は考慮せず、年間を365日として計算します。
3. 残業代の計算方法
このツールでは、月給ベースの時給を基礎に、月60時間までの残業を1.25倍、60時間を超えた分を1.5倍として残業代の目安を計算します。たとえば基礎時給が1,837円で月20時間残業した場合、1,837円×20時間×1.25=45,925円です。
実際の残業代は、手当の扱い・深夜や休日の割増・会社の規程によって変わります。目安として使ってください。
4. このツールが手取りを出さない理由
手取り額は、額面給与から税金や社会保険料などを差し引いた金額です。控除額は、住んでいる地域、年齢、扶養の状況、加入している制度、年度などによって変わります。限られた入力項目だけで一律に計算すると、実際の手取りと大きく違う可能性があります。
このツールは、根拠のある前提で比較できるよう、額面の時給・日給・月給・年収を換算します。正確に算出できない手取り額は表示しません。手取りを確認する場合は、自分の条件に対応した公的な案内や給与明細を確認してください。